2018年2月24日

サイト構築までの全体的な流れ

最小化

DotNetNukeに限らず、ウェブサイトの一般的な製作の流れは概ね以下の流れとなります。

1.ディレクション

いわゆる基本設計です。ヒヤリングや打ち合わせによりニーズを吸い上げつつ、サイトの構成をサイトマップやメニュー構成などを作りながらウェブサイトの骨格となる部分を固めていきます。また、必要なソフトウェア機能(モジュール)なども検討します。なお、本来であれば、この前段に経営方針をベースにより経営戦略的な検討やサイトの基本的な方向付けを行うのがベストですが、ウェブサイト制作の範疇を超えますので、詳細は省略します。

2.デザイン

サイト構成やイメージが固まったところで、デザイナーがレイアウトやパーツなどイラストレベルのデザインを行います。

3.コーディング

決定したデザインをウェブ形式(HTML)に落とし込みます。コンテンツ管理システムを使用しないケースでは次のコンテンツ制作と一緒に行われる場合が多いですが、コンテンツ管理システムの場合には、コンテンツ制作とは独立して入れ物となるデザイン枠を最初に作ります。DotNetNukeではこれをスキンといいます。このように、デザインとコンテンツが独立しているので、後でデザインを差し替えることも容易にできます。また、プログラム(DotNetNukeの場合はモジュール)が必要な場合にもここで制作します。

4.コンテンツ制作

コンテンツを入れる枠ができたら、コンテンツを作成して流し込みます。コンテンツ制作は更に次のような工程に分かれます。

(1)デジタライズ

写真や画像のスキャニングや文章の打ち込みなどのデジタル化を行います。

(2)ライティング

利用者や検索エンジンを意識しながら適切な文章を製作します。

(3)流し込み

上記工程で作成した画像やテキストをウェブページ内に流し込んでページとして完成させていきます。

(4)検索エンジン対策

必要に応じて検索エンジンへの登録やキーワードの埋め込みなど、いわゆるSEO対策を行います。DotNetNukeでは所定のテキストボックスを埋めていくだけで、基本的なSEO対策も行うことができます。

5.配置(DotNetNukeでは不要)

コンテンツ制作が終ったらウェブサーバに配置(アップロード)します。コンテンツ管理システムの場合は、ウェブサーバ上で表示画面を見ながら作業を行いますので、ほとんどがコンテンツ制作と同時に行われます。つまりこの工程は不要です。

6.その他

配置により一応ウェブサイトは運用開始となりますが、このほかにも記事の更新、検索エンジンなどへの登録、継続的なSEO、広告の出稿・管理、アクセスログを解析してサイトの見直しなど、まだまだやるべきことはたくさんあります。ウェブサイトは運用開始してからが勝負です。ディレクションの前段階があったように、本来であれれば、運用開始後にPDCA(PLAN, DO, CHECK, ACTION)サイクルに基づいた継続的な見直しが必要です。

        

レディメイドコースで工程を簡素化

最小化

ウェブサイトの制作工程は上の通りですが、 当社のDotNetNukeサービスでは中小企業あるいは個人事業主の方のためにデザインや機能をテンプレート(レディメイド)化したコースを設けています。これにより、上の工程を以下のように簡素化して低価格を実現しました。

(1)DotNetNukeで新規にサイトを構築するケース

  • オリジナルコース: 全ての工程を実施します。
  • レディメイドコース: 既にあるスキンを利用するので2(デザイン)、3(コーディング)は不要です。

(2)既存のサイトを移転してDotNetNukeに移植するケース

  • オリジナルコース: 全ての工程を実施します。
  • そのまま引越しコース: 既存のデザインをそのまま流用するため、2(デザイン)は不要です。
  • レディメイドコース: 既にあるスキンを利用するので2(デザイン)、3(コーディング)は不要です。

このように、DotNetNukeとレディメイドコースを利用することで、工程の大幅な簡素化ができ、ディレクションとコンテンツ制作という、ウェブサイトを構築する上で最も重要な工程に専念することが可能となります。

        

オリジナルコースにおけるDotNetNukeのメリット

最小化

上で書いたように、レディメイドコースでは工程の大幅な短縮(つまり予算の削減)とコンテンツ制作への専念を可能としました。では、オリジナルデザインやソフトウェアを開発する際にはDotNetNukeのメリットはないのか?・・というとそうではありません。例えば以下のような項目です。

(1)デザインとコンテンツを分離できる

DotNetNukeではデザインとコンテンツを望むと望まざると半強制的に分離する必要があります(分離しないのが不可能というわけではありませんが面倒です)。これは、デメリットのようにも見えますが、実際に触ってみるとメリットの方が大きいと分かります。そのメリットとは、デザインを入れ替えられるというレベルの話ではなく、コンテンツ製作者がデザインを考慮しなくて済むということです。従来のウェブ制作のようにHTMLコーディングと同時にコンテンツを制作すると、どうしてもHTMLレベルのデザインが気になってなかなかコンテンツ制作に身が入らなくなってしまいます。これに対してDotNetNukeではコンテンツ制作段階ではデザインが完全に固定化されているためデザインを触ることは難しいものの、そのおかげで文章に専念できるようになります。ページを追加するのも簡単で、同じデザインページと、それに関連するメニューやサイトマップも自動で作成されますので、コンテンツ制作以外の煩雑な作業から解放されます。この効果は頭で考えるよりも絶大で、ウェブサイトを作ったもののなかなか更新できないという経験をお持ちの方は一度試してみることをお薦めします。

(2)ファイルアップロードが不要

上と同じような理由ですが、FTP(ファイル転送)を使ったサイト更新は面倒であり、また即座に変更点を見ることができないという意味で更新意欲を失わせるものでした。ウェブサーバ上のコンテンツを直接触れるようになることで更新作業が楽になり、また更新意欲が湧いてきます。インターネット初期にたくさんあった個人のホームページの多くがブログに移行していったのも同じ理由だといえます。

(3)会員管理機能が充実

ウェブサイトをプログラム開発の面から見ると、最も大変なのは会員とその権限周りです。つまり、特定のコンテンツを特定の権限の人にしか見せたくないとか、特定のグループに編集権限を与えたいとか、そういった制御を行うコードを書くのはセキュリティもあり慎重でなければならず、また作業量としても大変なので、これらの機能を一から作り上げることは現実的ではありません。DotNetNukeではそのあたりの機能を共通のソフトウェア基盤として提供しており、各モジュールにも組み込まれています。

(4)プログラム開発基盤として利用

上に述べた会員管理機能はこの一部ですが、DotNetNukeはソフトウェア開発のプラットフォームとしての性質も持っています。アクセス権限以外にも、自作モジュールの設定情報の保存を簡単にしたり、URLの自動生成などソフトウェアを開発する上で手間のかかる部分のかなりの部分を代行してくれますので、開発効率を向上させることができます。